無職転生とかなろう小説色々 感想

読んだ順。
ログ・ホライズンとかオーバーロードとかも読んであるんだけど読んだのわりと前で感想あんま覚えてないからスルー。

異世界居酒屋「のぶ」

古都の路地裏に一風変わった店がある。
居酒屋「のぶ」
これは、一軒の居酒屋を巡る、小さな物語である。

 異世界料理もの版「超兵器ガ壱號」みたいなやつ。
 別につまらなくはないけどなんか現実世界で料理店経営に失敗したから料理技術の低い異世界に出店して現実世界の電力とか現実世界の仕入先とか使って無双する的な話なのでいまいち釈然としない。
 まさしくチート(ずる)みたいな感じの話というか、せめて異世界内で事業を完結させて欲しい。
 

異世界食堂

洋食のねこや。
オフィス街に程近いちんけな商店街の一角にある、雑居ビルの地下1階。
午前11時から15時までのランチタイムと、午後18時から21時までのディナータイム。
定休日はオフィス街が空になる土日。
ランチは1000円まで。ライス、パンとスープはお代わり自由がこだわりといやあこだわり。
猫の看板と入り口に据え付けられた招き猫の鈴が特徴っちゃ特徴の、猫好きだったじいさんが、どっちかと言えば犬派の俺に残した小さな店。
そんな、どこにでもある普通の飯屋さ。

…ああ、たった一つだけ。他と違うところがある。

毎週土曜は、週に一度の特別な客が来る営業日になってる。
定休日じゃなかったかって?そうだよ。だから、特別な日。
毎週土曜だけ、ここは特別な客を迎えるから、表向きは休み。
じいさんが始めたことで俺も詳しいことは知らない。
けど『向こうの連中』はここのこと『異世界食堂』って呼んでるよ。

 好みの問題のような気もするけど、異世界料理ものだと個人的にはこっちのほうが「のぶ」より好印象。
 「のぶ」でひっかかっちゃった部分をきちんとクリアリングしてる感がある。現実世界で食堂を健全に経営した上で半ば道楽として土曜日だけ異世界食堂やってるって設定とかね。
 あと単純にこっちの方が話の組み立て方が好みなんだよな……時系列シャッフルで情報小出しにしてちょっとずつキャラとキャラのつながりとか設定と設定のつながりとかが見えてくるのが楽しい。(そのせいでなんかよく話がわかんなくなってくるけど)
 特に某キャラの正体がアレだってわかる話が好き。「あー!そこ!そこ違和感あったんだよなー気づかなかったけど!」ってなった。

 
この世界がゲームだと俺だけが知っている 

バグ満載のため、ある意味人気のVRゲーム『New Communicate Online』(通称『猫耳猫オフライン』)。
その熱狂的なファンである相良操麻は、不思議な道具の力でゲーム世界に飛ばされてしまう。
突然の事態に驚く操麻だが、そこは勝手知ったるゲームの世界。
あらゆるバグを使いこなし、ゲームの仕様を逆手に取る彼は、いつしか『奇剣使いソーマ』と呼ばれていた。

 このあらすじからは全く読み取れないけど、実際のジャンルは叙述トリックもの。
  何か問題が起きる
 →主人公がその問題を(一見)普通の方法で攻略しようとする
 →失敗……すると見せかけて実は主人公は普通の方法ではなくバグを利用した方法で攻略しており、それを知らなかった仲間(と読者)はびっくりする
 というのが基本的な流れで、このシークエンスを繰り返すことでストーリーが進行していくのは中々楽しい。
 ただこの作品、個人的にどうにもノリきれない部分が一つだけあって、主人公が転移したゲーム世界がなんか主人公のためだけに神様が即興で作った箱庭みたいな感じの設定なのが釈然としないというかこれ何やっても茶番みたいになると思うんだけど……まあまさしく「この世界がゲームだと俺だけが知っている」っていうタイトル通りという感じ。


最果てのパラディン

かつて滅びた死者の街。
そこには1人の子供と3人の不死なる者たちが存在した。
かつて英雄であった不死者たちに養育される少年、ウィル。
技を継ぎ知識を継ぎ、愛を注がれ少年は育つ。
解き明かされてゆく、不死者たちの過去、秘めたる謎。
その全てを知る時、少年は聖騎士への道を歩みだす。

 異世界転生もの。なんか……普通に面白かったので特に言うことがない。
 「小説家になろう」で異世界転生もの読むのこれが初めてだったから最初に読んだ時は「この異世界転生設定あんま意味なくない???」ってなってたんだけど、これ以外にも色々読んだらちゃんと意味付けしてる方だなぁってなったし……。
 あえて言うなら灯火の神さまグレイスフィールがかわいい。早くエコー出して来て欲しい。


八男って、それはないでしょう!

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。
だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。
僻地に領地を持つ貧乏貴族の八男という、存在意義さえ怪しい子供に憑依した彼は、幸いにも魔法の才能があったので早くに自立しようと我が道を進む。
家門と領地継承も、内政無双も経験が無いから無理。魔法で金を稼いで、自由に生きて何が悪いというのか。
まあ、結局人の営みで発生する柵(しがらみ)からは逃れられないのはこの世の常として。
これは、そんな若造ヴェンデリン・フォン・ベンノ・バウマイスターの世界なんて救わないお話である。

 異世界転生?もの。「主人公が普通にベッドで眠りについたら目覚めた時なぜか異世界の貴族の八男(6歳)に取り憑いてた」って設定は異世界転生ものに含まれるんだろうか……恐ろしいくらい理不尽な始まり方だ。オバロの「MMOの土地とか資産を持った状態でMMO世界とは何の関係もない謎の異世界に転移しました」よりも理不尽。

 なんか序盤が普通に面白くないとか、主人公の異世界料理コンサルタントチート描写がうざいとか、本編の合間に頻繁に挿入される幕間のせいで時系列が行ったり来たりして読んでて困惑するとか、序盤から出てくるヒロイン3人のうち2人の名前(ルイーゼとエリーゼ)が異常に紛らわしいとか、どうでもいいサブヒロインが物凄い勢いで現れては主人公に嫁入りしていくとか、どうかと思うところがいっぱいあるんだけど、不思議と読めるんだよなこれ……何がいいんだろ……。

 なんというかすごいライブ感がある作品。
 週刊連載の少年漫画みたいにライブ感のある漫画とか平成ライダーみたいなライブ感のある特撮とかはよくあるけど、ライブ感のある小説ってなかなか読まなかいからすごい新鮮さだった。新聞連載小説でもない限りある程度まとまった形で出されるからな……。
 冒険者予備校に通い始めたと思ったらすぐに卒業扱いになったり、ブライヒレーダー辺境伯とコネ作り初めたと思ったらすぐに国王陛下とのコネも作って辺境伯とのコネにあんま意味なくなったり、あと帝国編。38話くらいある帝国編のうち24話くらい付き従ってたテレーゼをなんかいつの間にか見限ってて、ぽっと出のキャラを盛り立て始めたのは今までの流れいったいなんだったのって普通にびっくりした。


Knight's & Magic 

メカヲタ社会人が異世界に転生。
その世界に存在する巨大な魔導兵器の乗り手となるべく、彼は情熱と怨念と執念で全力疾走を開始する……。

 異世界転生ロボットもの。でもこれ別に異世界転生設定要らなかったんじゃないかな……。
 なんか異世界転生ものとしての個性出そうとしたっぽい「主人公のモノローグは関西弁」設定とか完全に死んでるし、主人公の異世界ロボット知識がロボット開発に役に立ったの最序盤のサブアームくらいしか無い気がするし。
 「たまたまロボットに異常な執着を持っててたまたま異常に魔法の才能あってたまたま異常にロボット開発の才能ありました」って主人公も、「生前ガンダムとか好きだったのでロボットに異常な執着を持っててたまたま異常に魔法の才能あってたまたま異常にロボット開発の才能ありました」って主人公も大して変わらんだろ……。
 というかむしろ「転生したらたまたま異常に魔法の才能あってたまたま異常にロボット開発の才能ある体に生まれました」と「たまたま異常に魔法の才能あってたまたま異常にロボット開発の才能ある体に生まれました」比べたら後者の方が納得感がある。
 あとこの作品、基本的に面白いのがロボット開発パートなので、ロボ開発どころかロボ戦闘すらなくてなんか巨人同士の闘いに首突っ込んでるだけの最新章の展開がさっぱり面白くない。なんのためにあるんだこれ。


ディンの紋章 ~魔法師レジスの転生譚~

どこに出しても恥ずかしい就職浪人の主人公は、ある日不運にも事故死してしまう。
目を覚ますと、彼は異世界に転生していた。
もう二度と怠惰な生活なんて送らない。
そんな決意と共に人生をリスタートしようとするが――
生まれた先は、まさかの没落貴族だった。一体どうしろと。
これは没落から家を救ったり、仲間と共に奮闘したりする一人の青年の物語。

 異世界転生もの。2章ラストまで読んだところでリタイア。
 別にめちゃくちゃつまんなかったとかではないんだけどなんかこじんまりとまとまってる感じて普通に面白くなくて別に読まなくてええじゃろってなった。
 きちんとまとまった面白くない商業ラノベみたいな作品より、「八男って、それはないでしょう!」くらいとっちらかりまくった意味わかんない作風で面白くない作品のほうが読めるぞ。
 「八男って、それはないでしょう!」の序盤に比べればどう考えてもこっちの序盤のほうが出来いいんだけどな……。


無職転生 - 異世界行ったら本気だす -

34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうやら異世界に転生したらしい。
 彼は誓う、今度こそ本気だして後悔しない人生を送ると。

 「小説家になろう」内の累計ランキング1位だけあってこの中で一番面白かった。特に全24章のうち15章ラスト~19章あたりの展開がすげぇ好き。
 一見よくある異世界転生モノなんだけど、個人的にはそこらへんより時間もの要素のほうが楽しい。なんというか作品の構造がやたら変わってて中々見ないタイプのストーリー展開。
 未来予知者とループ能力者が自分にとって都合のいい未来図を互いに押し付けあう長きに渡る戦いを繰り広げてる所に、時間移動者(と過去改竄能力者)が首を突っ込んできて、しかも全員それぞれできることとできないことが違うっていうあたりがすげぇワクワクする(いやそこは別に本筋ではないんだけど)。
 あと、「まぁ凄いことは凄いんだけどそこまで凄すぎるわけではない」っていう主人公の設定のバランスの取り方が丁度いい具合になってると思う。最強キャラの戦闘力を10とすると主人公の戦闘力が通常時6辺りで条件付き9って設定とか。主人公のポジションをドラゴンクエスト5で例えるとパパスなとことか。勇者どころかDQ5主人公どころかパパス。でも主人公が歴史に影響与えまくってるのは間違いないし英雄だよねっていうバランス。 

 個人的には今の所この無職転生がなろう小説で一番オススメなんだけど、僕がこの作品で一番の盛り上がりだと思ってるポイント15章~16章とかなんだよな……「これ15巻から面白くなるから読んで!」って誰かに全24巻のラノベを勧めてる人間を見たら僕は「こいつ狂人かよ……」って思うと思う。

 あと、作品とは全然関係ないからまあどうでもいいっちゃどうでもいいんだけど。この作品の作者、ブログ的な奴にやってきた的はずれな感想とかにいちいち取り合っててたまにレスポンチバトルとかしたり「それ確かに言うとおりだわ……」みたいな感じで勝手に凹んだりしてるのがちょっとかんべんして欲しいというか、個人的に創作者ってもっと超然としてて欲しいんだよな……。作者とファン(やアンチ)の距離感が近くていいこととかなんもねぇよなぁ。


二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む

魔王を倒し、世界を救えと勇者として召喚され、必死に救った主人公、宇景海人。
彼は魔王を倒し、世界を救ったが、仲間と信じていたモノたちにことごとく裏切られ、剣に貫かれ死んでしまう。
そのときに、彼は誓った。
もし次があるのなら、信じるという言葉にすがるのはやめよう、と。
もし次があるのなら、できる限り残虐にこいつらに復讐しよう、と。
もし次があるのなら、今度こそ間違えないようにしよう、と。

「あぁ、お前ら全員、絶対に殺してやるよ……」

その言葉を最後に、彼が死んだ。
そして、声が響き渡った。
………【システムメッセージ・チュートリアルモードを終了します】と。

 異世界転移主人公による逆行復讐もの。
 なんか……15年くらい前にこういう逆行SSあったよなぁって感じで中高生の好みは変わらないんだなぁってなる。
 まぁ面白いとは思うけど特に感想として言いたいことはないな……。


マギクラフト・マイスター

 世界でただ一人のマギクラフト・マイスター。その後継者に選ばれた主人公。現代地球から異世界に召喚された主人公が趣味の工作工芸に明け暮れる話、の筈なのですがやはり異世界に付きもののあれこれもついて回ると思います。
 普通は性能や装備での劣勢を主人公が技術や技能や精神力やらで跳ね返すのですが、本作ではむしろ性能や装備が相手より上回っています。
 魔法は神秘の力というよりも、物理法則を支配する超物理的な力という扱いをします。
 ですので精霊とかは多分出ません。

 異世界転移もの。3章10話くらいまで読んだところでリタイア。
 1000年前に死んだ魔法工学士の後継者に選ばれた主人公が異世界に転移、魔法でぱぱっと魔法工学士の技術や知識を受け継いで無双するみたいな感じの話でまあ普通に面白くなかった。
 さすがにノー訓練で得た借り物の力で無双する話を読むのは辛い。


人狼への転生、魔王の副官

人狼の魔術師に転生した主人公ヴァイトは、魔王軍第三師団の副師団長。辺境の交易都市を占領し、支配と防衛を任されている。
元人間で今は魔物の彼には、人間の気持ちも魔物の気持ちもよくわかる。おかげで周囲からは知勇兼備の名将だと思われているが、実際は苦労の連続だ。
やたらと暴力に訴えがちな魔物たちを従え、すぐに文句を言う人間たちも何とかして、彼は今日も魔王軍の中堅幹部として頑張る。

 異世界魔物転生もの。今読んでる……んだけど他国編入ったら急に話がたるくなって来たから読むのもうやめそう。
 別にこの作品に対してどうこうってわけではないんだけど、異世界魔物転生もの書いた最初の一人は多分普通の異世界転生テンプレから一捻りしようと思って魔物に転生させたんだろうに、それが更にテンプレ化してるのはちょっと笑えるよな……。
 あと何気に物語が異世界転生直後から始まらない異世界転生ものを初めて読んだんだけど、これ異世界転生もの全体の中では少数派なのかな。
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