少年ハリウッド 風見颯 ポエム集

 少年ハリウッドのメンバーだとカケルくんが一番好きです。
 アニメ少年ハリウッドの中で一番好きな要素はカケルくんのポエムです。



少年ハリウッド -HOLLY STAGE FOR 49-


第1話 僕たちの自意識

 気づけば僕は、この世界にいた。
 気づけば帰る家はあったし、父さんも母さんも当たり前のようにそばにいて、気づけば公園で一緒に遊ぶ友達が何人もいた。
 小学校も中学校も、家から歩いて行ける場所にあって、当たり前のような時間を過ごした。
 高校受験の時も、中学の先生に言われた通りの学校を受けたら、うまく高校生になれた。
 気づかないうちに、色んなものが用意されている日々は、いつまで続くんだろうと思うことがある。
 大人になって家を出て、一人暮らしをしても、それなりに働けば給料がもらえて、ちょっと行ってみたい場所くらいなら、簡単に行けるかもしれない。
 それならこれが続いて欲しいとも思う。
 でも、これがずっと続くかもしれないと思うと、胸のあたりが、すこしだけざわざわする。

僕の宇宙は、今壊れたんだろうか。それとも広がったんだろうか。

僕は今日、世にも恥ずかしいアイドルになった。



第2話 嘘が輝く時

 無駄なものは捨てる。
 古いもの。壊れたもの。もう使わなくなったもの。使い終わったもの。
 過ぎた時間ってどこにあるんだろう。
 もう使わない時間。使えない時間。それは、捨てたことになるんだろうか。
 僕たちはこの今も、時間を捨て続けているんだろうか。
 僕の中に溜まり続けたガラクタは、いつか、僕をおじさんにして、おじいさんにして、最後は僕自身も、ガラクタになってしまうんだろうか。

 鞄がいつもより重いのは、きっと、嘘に隠されたスニーカーのせいだ。
 でも、貰ったとき嬉しかったことに嘘はない。
 だから、これは紛れもない、真実のスニーカー。
 そう、自分に言い聞かせた。
 僕は今、友達に別れを告げたのだろうか。



第3話 彼らの未来

 奇跡は、僕たちの知らないところで起こる。
 それが、本当に本当なのだとしたら、この世のほとんどは奇跡だ。
 この世界は沢山の人たちの、奇跡の積み重ねで出来ている。
 時としてその奇跡は、まっすぐな希望とともに、願いを叶えてくれることだって、あるかもしれない。



第4話 人は死ぬ。いつか死ぬ。でも

 その足はとても早くて、どこまでも永遠に駆けていきそうで、なんだか羨ましくて、僕まで走り出したくなった。
 今度寝るときに、死ぬのが怖くなったら、キラのあの姿を思い出してみよう。
 なぜだかふと、そう思った。



第5話 エアボーイズ
なし



第6話 雨の日の居場所

 居場所なんて、勝手に決まっていくものだと、思っていた。
 だから僕はここにいるし、今夜は自分の部屋のベッドで眠ることになっている。
 それって、僕が選んでることになるのだろうか。
 誰かに決められたことなんだろうか。

 キラの努力とは違う種類だけど、やっぱりマッキーもマッキーなりに、努力していたのだと思うと、僕も少し焦った。
 だいたい、努力ってなんだろう。
 僕には、まだ努力の本当の意味さえわからない。
 頑張ることと、どう違うんだろう。
 ただ、今日一つわかったことは、ハイパーアロミングDXが、本当にマッキーの居場所作りをやってのけたということだ。



第7話 人生に人生はかけられない

 なんで僕はここにいるんだろう。なんで大声で歌ったんだろう。
 なんで跳ねる心臓が、胸を叩いているんだろう。
 どんなに考えても答えは出ない。
 僕は今日、自分が歌う理由をたった一つ見つけた。
 わからないから歌う。わからないから声を上げる。
 わからないから、今僕はここにいる。こいつらと!



第8話 永遠の花火

 こいつらといると、時々思う。
 昨日の僕たちは、昨日という場所で、今も永遠に僕たちをやっているんじゃないか。
 僕たちはいつも一瞬で過去になりながら、その過去で生き続け、毎瞬僕たちを前に押し出す力を、蓄え続けているんじゃないかと。
 すべての過去が永遠なのだとしたら、未来が少しだけ怖くなる。

 未来の僕たちに、水を飲ませよう。

 僕たちはその夜、花火に火をつけ続けた。
 消えてはつけ、消えてはつけを繰り返しながら、何かたくさん話をしては笑ったけど、言葉はすぐにその形を消して、まるで、花火みたいだった。
 あんなにたくさん火をつけたのに、最後の花火がなくなった瞬間を、僕は思い出せない。
 それは、あの夜の花火の光たちが、未来の僕たちを今も、照らし続けてくれているからなんだろう。



第9話 みっともない輝き

 希望に似た素敵な光は、不意にやってくるものらしい。
 流れ星が流れるみたいに。乗りたい電車がホームにちょうどよく滑り込んでいるみたいに。
 僕たちの前にきらめく何かが、今、まさにやってこようとしている……はずだった。

 僕たちは、自分が進むべき道を自力で歩いている実感が欲しくて、夢を見るんだろうか。
 だとしたら夢は、その道が正しいと教えてくれる光だ。
 でもそれを追いかけすぎると、足元の道が見えなくなりそうで、ただ、立ち尽くすしかないことがある。



第10話 ときめきミュージックルーム
なし



第11話 望まれない僕たち

 帰りたい。どこかに帰りたい。
 僕は、いつの日からかずっとそう思っていたのかもしれない。
 目を閉じてもいつだって、辿り着けるような場所。
 でもそこは、生まれた時に持たされた地図には、なかったんだろう。
 だからすぐに道がわからなくなる。
 いっそ永遠に見失ってしまえば、気が楽になるんだろうか。

 僕たちは迷子だ。
 なぜ自分たちがここでこうしているのかもわからず、正しい落ち込み方も知らず、立ち尽くして、歩いてを繰り返す、ただただ不安な迷子だ。
 地図さえあれば帰れるのに、その地図を探しているうちに、迷子になってしまった。



第12話 ハロー世界
なし



第13話 僕たちは、永遠に生まれなおせる

 この光の先にあるものが、どんな世界なのか、僕たちはまだ知らない。
 だから飛び込める。だから憧れる。だから夢を見る。
 誰にだって、完全装備の未来など、存在しないのだから。
 生まれる。僕たちはもうすぐ生まれる。少年ハリウッドが、聖なる日に、生まれる。




少年ハリウッド -HOLLY STAGE FOR 50-


第14話 (2期1話) 永遠のど真ん中

 続いていく同じ毎日が大切で、でも違う毎日を本当は待っていて、その狭間で、永遠に満足しないことを夢と呼ぶのだとしたら、僕たちは今、夢の真っただ中にいる。

参考資料


第15話 (2期2話) 守り神が見たもの
なし



第16話 (2期3話) 本物の握手

 僕は3ヶ月前、高校3年生になってしまった。
 受験なんて、中3の時にしたはずなのに、あの時とは何かが違う。
 来年の春、僕がどこにいるかで、僕の一生が全て決まるみたいに、真剣に将来を考えろと、親も先生も言い出した。

 あの時の三者面談から僕は、前より自分が好きじゃなくなった気がする。
 僕が、僕の思う僕でいられる人生は、もう終えなければならない歳に、なったのかもしれない。

 じゃあ、今の僕は、誰だ。

 きっと人は誰もが、誰かの気持ちに、誰かの希望に応えながら、自分になり続ける。
 それはきっと、今急に始まったことじゃない。
 生まれた時から始まっていたんだ。
 ずっと続いてきたことなんだ。
 そうやって僕たちは出来上がってきた。多分。

 自分になり続けていくことは、なかなか大変だ。
 でも、時々それが本当に楽しいことだってある。

 人の背中は羨ましい。
 僕なんかよりずっと、はっきり決めた行き先があるように見えるから。
 だって歩いてる。進んでる。それってすごいことだ。
 僕だって歩いているはずなのに、なぜだ。
 自分のことになると、途端にそんな風に思えなくなる。

 誰かの手に届かない存在になんて、僕はなりたいと思わない。
 本物になるってことが、そうなのだとしたら、そこを目指すことが、僕は、少しだけ怖かった。



第17話 (2期4話) 僕は君のアイドルだから

 いつまでも、このままじゃいられない。
 人は変わる。そんなことは、どこかで誰もがわかっている。
 それなのに、未来の足音が聞こえた時、ふと足がすくんで、今いるこの場所さえ、疑いたくなることがある。

 なんで僕たちは、こんなにこんがらがっているのだろう。
 こうしてずっとこんがらがり続けて来た先にあるものは、まっすぐな正解なんだろうか。
 こんがらがらない世界は、今より楽しいんだろうか。
 こんがらがる。未来のことを考えると、やっぱりこんがらがる。



第18話 (2期5話) サプライズケーキは想像外

 この世は、想像外のことばかり起きる。
 僕たちはいつだって、想像の外で、生き続ける。



第19話 (2期6話) 渡り鳥コップSP ~水辺の警察学校番外編~
なし



第20話 (2期7話) 僕たちの延命

 友達でもなかった見ず知らずの奴らと、ある日突然、歌って踊るようになった時、毎日覚えていた違和感は、もう、どこへ行ってしまったんだろう。
 普通じゃないこの状況が、僕には普通になった。

 追いかける背中がなかったマッキーは、どんな気持ちで、真ん中に、立ち続けてきたんだろう。

 全身全霊でアイドル。
 食事を摂る時も、眠っている時の呼吸ですら、アイドルのもの。
 そんなふうに、僕はなれるんだろうか。
 この笑顔を、僕は超えられるんだろうか。



第21話 (2期8話) 神は自らの言葉で語るのか

 置いていかれる。
 僕が、僕の先を歩いて行く。
 今追いつかなくちゃ、僕はきっと、取り残される。
 わかっている。わかっているけど、でも。

 等身大の自分なんて、この世に本当は存在しないんじゃないだろうか。
 いつだって僕たちは、その先を歩く自分を追いかけて、今を生きてきたのかもしれない。

 そうか、僕たちは自分の命に人生を捧げて生きているんだ。
 生贄になり続けながら。
 生贄がいつか、神になることは、あるんだろうか。



第22話 (2期9話) ファンシーメルシーブラックコーヒー

 シーソーの正しい降り方も、初めて飲んだブラックコーヒーが苦かったことも、僕は今日まですっかり忘れていた。
 てことはこいつらと、今こうして走っていることも、いつか忘れてしまうんだろうか。



第23話 (2期10話) 正しさと正しさの狭間で

 正しさや正解を、僕たちがそれぞれ、自分で決められるのだとしたら、どこにも間違っていることなどない。
 だけど、そんな世界は怖すぎて、僕たちは間違いを見つけたくなる。
 誰もが正しい、そう言ってしまえば、楽になると同時に、誰かにとっての不幸、悲しい争いを認めることになる。

 正しさと正しさの狭間で生きている僕たちを支える笑顔は、時として、自らにじわじわと向けられる凶器だ。
 でもその痛みは、眩しい光の中でだけ、一瞬姿を消してくれる、不思議な優しさを持っている。

 自らの苛つきにすら揺らぐ、この炎は、この先、どれぐらい灯っていられるのだろうか。
 命をつなぐのは、気づけば綱渡りだ。
 僕たちは、小さく小さく強くなりながら、その炎を消さないよう、何かを犠牲にして、守りにすら入ることがある。
 時として、誰かのために。



第24話 (2期11話) まわりっぱなしの、この世界で

 僕たちが僕たちでいるために、守らなきゃいけないものってなんだろう。
 今日を守ることが、明日を守ることにはならないんだろうか。
 新しいものは、今の僕たちを壊してしまうんだろうか。

 まわりっぱなしのこの世界で、未来のない存在なんてきっといない。
 だから僕たちは、暗がりの中でも光を信じる。
 その光がたとえ、明日を連れて来なかったとしても、今を灯してくれているその強さに、導かれ続ける。

 もしも世界がまわらなくなったとしても、あの日、ハリウッド東京がくれた、雨音の拍手を、僕は永遠に忘れない。



第25話 (2期12話) 瞳を閉じる日が来ても

 時が来て、僕たちの目が、いつか閉じてしまうことになったとしても、一度開かれた少年ハリウッドの目は、この世界で永遠に閉じることはない。きっと。



第26話 (2期13話) HOLLY STAGE FOR YOU
なし
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